今月11日、広島県福山市の野村鍍金(めっき)福山工場に入り込んだ猫が、有害物質である六価クロムの槽に落ち、そのまま逃げたと報道されました。
『六価クロム』と聞いて、いまいちピンと来ない方も多いと思いますが、どのような影響があるのでしょうか?
このページでは、六価クロムまみれになった猫がどうなるかについて、詳しく紹介していきます。
六価クロムまみれの猫はどうなる?
六価クロムは直に触れると皮膚や粘膜の炎症や、呼吸器系の異常につながる恐れがあるようです。
人体に大きな影響を及ぼす有害物質のため、六価クロムを含んだ水槽に落ちた猫は、死亡している可能性あると発表されています。
人間にとってもかなりの有害物質のため、体の小さい動物は死に至る危険性があるのかもしれません。
六価クロムまみれの猫はどこに逃げた?
六価クロムまみれの猫は、野村鍍金(めっき)福山工場から外に逃げ出したと報道されました。
野良猫の行動範囲は1kmとされているため、工場から半径1km以内に逃げている可能性が考えられます。
該当地域にお住いの方は、どの猫が六価クロムまみれの猫かの識別が難しいので、むやみに野良猫には触らないようにしてくださいね。
六価クロムが危険とされる理由はなぜ?どんな影響がある?
六価クロムが危険とされる理由は、強い毒性と発がん性を持つ物質のため、触れたり、吸い込んだりすると人体に悪影響を及ぼします。
人体に影響を及ぼす影響については以下のようなものがあげられます。
- 皮膚や粘膜に炎症が生じる
- 皮膚炎や腫瘍になる
- 急逝障害で皮膚の火傷、壊死、下痢、嘔吐など
- 慢性障害でアレルギー性皮膚炎、肺がん
- 消化器系にも影響があり、長期的には消化器系のガンの原因になる
など。
触れるだけでかなりの影響があるため、異常のある猫を見かけた際には、触れずに市や警察に連絡しましょう。
まとめ
今回は話題になっている六価クロムまみれになった猫について調査してみました。
発表から1日が経過しましたが、いずれも猫の行方はわかっていません…。
猫の行動範囲を考えて、野村鍍金(めっき)福山工場から半径1km以内にいる可能性が高いです。
どのような猫なのかは明確にはなっていないため、近隣にお住まいの方は野良猫には触れないようにしましょう。